春と秋の年に2回
「お彼岸」があります。
春分の日と秋分の日を中心に
前後併せて、7日間ですね。
このお彼岸の時に、ご先祖様に
お供えする、あんこでくるんだおもちが
「おはぎ」や、「ぼたもち」です。
では、何故おはぎをお供えして
食べるようになったのか?
また、「ぼたもち」との違いを
お伝えしていきます。
お彼岸の時期におはぎを食べるのは何故?
お彼岸におはぎをお供えするようになったのは
諸説があります。
☑ 小豆の色が赤いので、魔除けの効果があると信じられ
邪気を払う意味で、ご先祖様にお供えをしました。
☑ 「もち米」と「あんこ」の二つを合わせるということで
「心を合わせる」という意味でお供えをしました。
☑ 昔は、砂糖が貴重であったから
その砂糖を使った甘いおはぎをお供えしました。
ご先祖様に、感謝の気持ちをこめて
お供えものを「おはぎ」にしたのですね。
そして、ご先祖様と一緒に食べたのでしょう。
うちでも、よく母がおはぎを作っていました。
小豆をポットに入れて、やわらかくしていたのを
思い出します。
ご先祖様は、八月のお盆に帰って来て
お盆が終わって戻る時に
「また、すぐお彼岸に帰って来れるからいいね。」って
思うんだと、聞いています。
おはぎとぼたもちの違いは?
◆ 春のお彼岸にお供えするのが「ぼたもち」牡丹餅
◆ 秋のお彼岸にお供えするのが「おはぎ」御萩
季節の花の名前から付けられた名前です。
なので、「あんこでくるまれたお餅」で
呼び名が違うだけで、同じものなのです。
ただちょっと、こだわった違いがあります。
【あんこの違い】
春のぼたもちは、こしあん
秋のおはぎは、粒あん
秋の小豆は、収穫したばかりで
皮までやわらかくて、食べられるので粒あん。
春の小豆は、皮がもう固くなってしまっているので
皮を取り除き、こしあん にする。
【大きさの違い】
春は牡丹の花のように大きく丸く作り
秋は萩の花のように小さく、上品に俵型 に作ります。
おはぎのまとめ
昔は、母がおはぎを作っていました。
私は、甘ったるくない手作りのおはぎが大好きでした。
そのうち、だんだんとお店で購入するようになりました。
今年は、私が作ってみよう!
母ももう高齢ですし、手作りの方が
心がこもって、ご先祖様も喜びますよね。